人気ブログランキング | 話題のタグを見る

hinderance

先週から我が家に滞在いただいたミュージシャン達・・・コンサートが終了し、皆さん、コロラドにサヨウナラ。滞在中は、ミュージシャン達ならでは、の色々な興味深いお話を聞くことが出来、お世話で忙しかったけれど、とても楽しかったです。傍から見れば、華やかな職業ですが、プロのミュージシャンとして生計を立てていくことって本当に大変なんだ、と改めて感じました。

グラミー賞を2回受賞し、あのゴア元副大統領のリクエストによりホワイトハウスで2回も演奏をされたというアルさん(Al Pettaway)。以前は、「バーコーズ」という指や手首の力をかなり使う演奏テクニックで演奏していたそうですが、近年は、指や手首などのひどい関節痛のため、古い演奏法をあきらめ、もっとリラックスして弾く新たな演奏テクニックを生み出したそうです。演奏の妨げとなってしまった関節痛。ミュージシャンにとっては、とてもお辛いことだったのではないかと思います。

「自分にとって妨げとなること」「自分にとって辛い状況」は、ミュージシャンに限らず、誰にでも必ず起こります。「妨げになること」って、聞こえはネガティブですが、今の自分を深く理解するためには、もってこい、な状況です。また、「妨げになる」と感じる時って、実は、自分のキャパと、自分の抱いている期待が噛み合っていないからこそ、そう感じるのではないでしょうか?

「~あるべきだ」という期待を自分の中で作り上げてしまったのではないでしょうか?今、実際に自分の目の前で起きていることは何でしょうか?今の自分だって、十分、十二分に素晴らしいのではないでしょうか?

障害物(妨げになっていること)と正面衝突せずに、少しのスペースを見つけて、その障害物をすり抜けることが出来たら、障害物も私達の大切な人生のレッスンの一つとなっていきますよね。

アルさんも、関節痛のおかげで、以前とはちょっと違う、右手と左手の強弱を上手に使うバランスの取れた演奏が出来るようになり、とてもキモチよく演奏出来るようになったそうです。

「ミュージックの中に見つけた、陰と陽ですね!」な~んて生意気なことを言ってしまった私ですが、「その通りだよ、KICKPOP!」と、おっしゃっていただけました053.gif

hinderance_c0150224_1312518.jpg

by kickpop | 2009-08-25 13:35 | 癒し