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カボサンルーカス〜アミーゴな旅〜

長いカボサンルーカス日記にお付き合いいただき、ありがとうございました。今日が最終章。

さて、今回の旅行、ブログを見た家族やお友達から、「あれ?ハニーは???」なんて聞かれたのですが(写真に登場していないため)・・・

はい、今回はダンナさん抜き、で(とっても気軽な・笑)・・・

「女トモダチ・アミーゴ(スペイン語でトモダチ♪)との旅」でした001.gif

ビバ!アミーゴ!

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毎日楽しく過ごしていましたが、実は、現在のメキシコの治安・情勢はかなり悪く、その様子は深刻です。麻薬組織間の抗争や、軍や警察等による麻薬組織等の取り締まりに対する報復により、毎日のように各地で死亡者が出ているだけでなく、都市によっては一般市民や旅行者までが巻き添えになる銃撃戦も多発しています。私たちが訪れたカボサンルーカスは、アメリカ資本が50%入っているため、他の地域に比べると比較的安全ですが(アメリカ政府に守られているため)、それでもホテルの敷地への出入りの都度、厳しいセキュリティチェックが2回もありました。

出発前、何人もの生徒さんから「生きて帰ってきてね」なんて脅かされてしまい(汗)、かなり緊張。メキシコ人って怖いのかな。衛生面はどれだけ安全なんだろう。氷はもちろんだけど生野菜や果物にも気をつけなくちゃ!


なんて用心していたわりに・・・ホテルにチェックインするや否や・・・いきなりワカモレ&サルサチップスを食べてた私ですが(笑)。

そして、毎日、明るくて優しくて礼儀正しいメキシコのアミーゴとの触れ合いに・・・ひたすら感動。


アミーゴ@レストラン

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朝からすごいハイテンションなアミーゴでした(笑)。手品を披露したり、色んな格安ツアーを紹介したり。

コチラはふらっと現れたミュージシャンアミーゴ二人組。軽快なメキシカンミュージックを楽しみました。

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・・・ちなみにどちらとも頼んでないんですけどね(笑)。

ドライバーさんアミーゴ

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本当にお世話になったタクシーの運転手さんです。ダウンタウンで、タクシーがつかまらなくて困っていた時、突然目の前に現れた救世主。ホテルから目的地までの数回の往復や、ウォールマート(スーパー)に連れていっていただいたり(店内、一緒に回ってもらっちゃいました)、ディナークルーズの間はノーチャージで何時間も待っていてくれたり。あ、お寿司をテイクアウトしている間は、ひたすら待たせてしまったりもしました(汗)。本当に有り難かったです。英語があまり話せない方だったので、とにかくハート(心)×ハート(心)のコミュニケーション。でも、ちゃ〜んと通じ合えた(と思う)。

メキシコのアミーゴ達って、とっても正直でアミーゴ(友達)想い。皆さん、「あ、それは僕のアミーゴだから大丈夫だよ」とか「僕のアミーゴを紹介するから、この人を尋ねてごらん」とか、とにかく「助け合いアミーゴ精神」で街中が溢れてました。

タイガースアミーゴ@シュノーケリングツアー

日本人のアミーゴとの出会いもありました。シュノーケリングツアーをお願いしたダイバーショップオーナーの奥様は、日本人の方でした。とっても優しくて親切な方でした。

このツアーには数人の日本人の方々が参加されていました。なぜかカボサンルーカスで、阪神タイガースの黄色いハッピを着ていらっしゃった大阪のご夫婦(あ、ハッピを着ていたのはダンナ様のみ・笑)との出会い。遠くからでもすぐに「あ!日本人だ!」と分かりました(笑)。北米・南米をご夫婦で20日間かけてクルージングされているそうです(うやらまし〜)。

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世界中をダイビングしながら旅をしているという日本人のおじさまもいらっしゃいました。65歳で初めてダイビングの資格を取り、それから10年間(ということは現在75歳!)、ダイビングの旅を続けていらっしゃるそうです(これまた、うらやまし〜)。とってもお元気で、若々しくて、75歳どころか50歳くらいにしか見えませんでした(またまた、うらやまし〜)。


華やかなメキシコの部分ばかりを紹介させていただきましたが、経済的にも安定していないため、物乞いに会うことも多々・・・。

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この通りには、小さな子供から大人まで、(きっと)生きるために必死な人たちがたくさん。ブブくらいの年齢の子もいました。貧しくて学校にも行けないんだろうな。

突然、イグアナを持った女性が寄ってきて、何やら「触ってみなさい」と言っている様子。もちろん、子供達は大喜び(私も・笑)。イグアナを抱っこして写真を撮った瞬間に、「トウェンティダラーズ、プリーズ」。さすがの子供達もこれには本当に驚いたようです。

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この後しばらくイグアナ事件(?)のことを話し合っていた子供達。自分の住んでいる社会を飛び出してみると全く違う社会があるんだ・・・ということに気付く良い勉強になったのではないでしょうか。


観光産業で成り立っているこの島・カボサンルーカスの人口の80%は本土から移り住んできた人たちなんだそうです。たまたま話したホテルのボーイさん、この島にはどうにか食べていくための仕事があるし、気候はいいし、キレイな海が近くにあるし、とても満足しているよ、と話していました。

お金や地位や名声があればシアワセと思ってしまいがちで、物で溢れかえっている私たちの社会とは正反対。メキシコの人々が、貧しくても、みんな明るくてシアワセそうなのは、人と人とが助け合い、そして毎日の生活がシンプルだからなのかもしれません。


はあ〜・・・楽しかった旅行も終わってしまいました(旅行記を書き終えた今、ますます旅の終焉を感じています・寂)。

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アディオス、カボサンルーカス。またいつか訪れることが出来たらいいな。

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さあ〜・・・次はどこへ行こう(笑)?

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by kickpop | 2010-11-04 05:56 | メキシコカボサンルーカス2010