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どうして山に登るのか?

夕方のNHKニュースで(日本では、「おはよう日本」ですが・・・)、今日、7月1日は富士山の山開き、というニュースを見ました。去年の登山者数は、過去最高の20万人以上だったそうですね!日本では、富士登山が密かにブームなのでしょうか?

私の父と母も、結婚前、おトモダチグループで富士登山を一緒にしたそうです。そこで、ロマンスが芽生えた・・・なんてことを、子供の頃に、父か母か誰かから聞き(覚えていません)、子供心に「なんてロマンチックなんだろう。」と、思った記憶があります。

ということで、父と母の富士登山がなければ、私は生まれていなかったのかもしれないのですが(笑)、持久力を要するスポーツはとりあえず苦手なので、マラソンや登山などに、ロマンを描いたことは、残念ながらまだありません(笑)。

でも、せっかくコロラドに住んでいるし、とってもいい有酸素運動になるようですし、とにかくキモチがいいらしいので、いつかは登山をしてみたいものです(と、とりあえず公言してみました~♪)


「人はどうして山に登るのか?」

NHKのニュースを見てもそう思ったのですが、今日はある悲しい知らせを聞き、そう思わざるを得ませんでした。

数年前に、とてもお世話になったカイロプラクターのDr. Myersが、アラスカ州デナリ国立公園にある北米の最高峰マッキンリー山(標高6194M)で、5月19日以来、消息を絶っている・・・ということを聞いたのです。日本の登山家・植村直己氏も、1984年に、マッキンリー山で、消息を絶ったままになっています。

消息を絶つ前に最後に撮ったDr. Mayersの写真です。

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道場で、首を捻挫した時。仕事で、膝を痛めた時。「1日も早く仕事に戻れるように、しっかり治してあげるからね!その代わり、僕の言うことをきちんと守るんだよ!君は、先生なんでしょう?生徒さんのためにも、自分の体を大切にしなくちゃね。」と、痛みで半べそかいて、途方に暮れている私のために、心のこもった言葉をかけて下さったり、そして、いつもとても熱心に治療をして下さったハートのあったかい先生でした。

残念ながら、捜索作業は、すでに打ち切られ、8月にメモリアルサービスが予定されているそうです。

マッキンリー山登頂が、生涯の夢だったという、Dr. Myers。マッキンリー山のどこかで安らかに眠られているのでしょうか。41歳という若さで、ご家族と恋人、たくさんの患者さん達を残して、いなくなってしまった(どうしても亡くなったとは思えません・・・)ということ、あまりにも残念で仕方がありません。

マッキンリー山(Mt. Mckinley)

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うっとりするような美しい大自然・・・。そして、人の命って、本当にはかないものです・・・。


「どうして山に登るのか? そこに山があるからだ(Because its there)」 - F.マロニー

by kickpop | 2009-07-01 13:40 | その他